朝に太陽 夜に月がありゃ
2月に名古屋で『アニーよ銃をとれ』というミュージカルを観てまいりました。
このブロードウェイミュージカル(改訂版)日本初演の上演台本・訳詞・演出・振付をされた荒巻正先生とダブルキャストの方々に敬意を表し、昼公演と夜公演の両方を観せていただきました。どちらも見応えがあり素晴らしい舞台でございました。
劇中何度も歌われた「ショーほど素敵な商売はない」の、階段を駆け上るようなメロディーも大好きですが、私は今回のタイトルの曲がとても印象に残りました。
この曲は、裕福とは言えない主人公の女の子が私はダイヤモンドも真珠も持っていないけれど、朝に太陽と夜に月があれば人生ってこんなに素晴らしいわ!
ってキラキラと歌い上げるナンバーでございます。
2回の公演の合間に観たクリムトの騎士を思わせるようなゴールドの衣装で、華やかな舞台をかきまわすように元気に踊る彼女にワクワクいたしました。
この場面に限らずどのキャストさんもそれぞれ素敵でチャーミングな方ばかりでした。
Oh My God !! なんと夢に出てきたダンスの振りが曲の途中に入っていてビックリ!
そんなことはさておき
ダイヤモンドや真珠、マンションにヨット、手に入れられるもんなら欲しいわよ。
でもさ、やっぱり物じゃないのよね心を豊かにしてくれるのは。
太陽の光や月明かりからの恩恵を私はどれだけいただいていることでしょう。
あっ、、渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』のように、誤解しちゃいけないのは現状で満足するってことではなく、与えられているものに感謝するってことよね。
新型コロナウイルスの影響でいろいろなことが淘汰されようとしていて、今まさに物事の本質を問われているような気がしております。
だからって怯えていても仕方がありません。明日は必ずやってきます。
今朝は小鳥のさえずりで目を覚まし、気分良く掃除をして、久しぶりのウォーキングで畦道の土筆の群生に勇気をもらい、踊り狂っている踊子草に数年前の自分を思い浮かべ、今年も咲いた桜と用水を流れてくる花びらにほんのりし、青々とした麦の穂にあの日の写真を思い出し、楽しそうに話しながら自転車をこぐ中学生、パトロール中のパトカー、、、ちゃんと今を生きているなぁと味わって、自粛が解けた後の自分を思い描いてニヤニヤしました。
この先どんな世の中になろうと小さな幸せをいっぱい感じながら、希望を持って生きていきたいものでございます。
朝に太陽そして夜に月がありゃ、人生はそれだけで素晴らしいのですから。
とは云え、、、欲張りな私は
やっぱり自然を眺めたり音楽を聴いたりして、自分が感じたことを誰かと分かち合えればもっと嬉しいなぁ~なんて想い、このブログを書き始めました。
お見知りおきいただければ幸いでございます。
またのお越しをお待ちいたしております。